原宿のホコ天バンドとして一世風靡し、イカ天バンドとしてその人気を全国区にした
V系の先駆けともいえるあのバンドが、大人のロックを引っ提げ舞い戻ってきた!

かつて、原宿の歩行者天国に旋風を巻き起こしたホコ天ブーム。
野外フェス会場さながらのホコ天に、彼らはいた。
赤、黄、紫、緑色の髪の4人組バンド「AURA」。
ド派手で奇抜なルックスと、その姿からは想像もつかないほど慈愛に満ちた
ポップな楽曲で、瞬く間にホコ天の人気バンドに登り詰めたのだった。
ほどなくして、伝説の番組「いかすバンド天国」への出演を機に、
今度は「イカ天バンド」の人気者としてお茶の間を賑わせることに。
そして、ついに1989年、
「ドリーミングナウ」でEPICSONYからメジャーデビューを果たしたのだった。

あれから30年。
再びAURAが動き出した。正確には2006年に再結成し、活動を続けていたが、
5年前、AURAの楽曲の殆どを担当していたギターのPieが他界。
この時から、とてつもない喪失感と残されたものの使命感という相反する衝動と
向き合わざるをえない葛藤の日々が始まったのだ。
しかし、その時間こそが、彼らにとんでもない力を与えてくれたのだろう。
悲喜こもごもの経験が、いつしか人としての深みとなり、
成熟した最高のロックを完成させたのだ。
「子どもたちが笑顔で安心して眠れるような日々でありたい。
余計なものはいらない。
歳を重ねた今だからこそ、シンプルかつ真摯に曲と向き合い・・」
楽曲を作ったREDS☆はそんな思いで、
このピースフルな新曲を作り上げたのだという。

「Beautiful way」。
美しい道。そして美しい方法。
思わず身を委ねてしまうように優しいメロディと
REDS☆の歌声を聴いているうちに、
ふと穏やかになっている自分に気づく。
どんな人でも美しく生きる方法を見出せるはず・・
そんなメッセージが聴こえてくるようだ。
「大切な人」。
痛みを知っているからこそ伝えられる言葉。
辛さを乗り越えたからこそ生まれる思いやり。
だからこそ、今そばにいる人を大切にするべきだと彼らは教えてくれる。
「DAYS」。
10年以上前と今回の2度レコーディングした曲。
KoREDSは、当時とは感じ方が全く異なるという。
その間に大切な仲間を亡くしたこともそのひとつなのだろうか。
しかし、そんな意味も込めた新しいAURA感を再現できたと胸を張って語る。

時代や世代によってやれることが変わるのは当たり前のこと。
50歳になったからこそ表現できるものがあるに違いない。
今のAURAには、それをナチュラルに伝えられる器量も余裕もある。
そして何より、大人の男としての艶っぽい魅力にあふれている。

文)赤沢奈穂子

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