VOICE

 



文 岡野誠治

《1ミリも迷わない夢(歌)があった》2680.3/11
2月22日(土)、レッズさん御一行が
大阪にやって来た。2月22日、京都にて
AURAのライブをする予定だったらしいが…

ドラムスのコレッズさんが入院したりと、
色々とトラブルが重なり、延期となったとか。

2月21日(金)、自宅でAURAの新アルバムの
FANTASIAを聴いていたら、レッズさんから…

「2月22日、17時くらいに
ココペリカレーに行く予定、
空いてるかい?」とメールが届いた。

「おお、ウソだろっ!」
ビックリして背中に電気が走った。

「自宅で聴いていた音源を
歌っている人から、メールが来たら、
ビックリしないかい?」

例えるならば…、
自宅で星野源のアルバムを聴いていたら、
星野源クンからメールが来た感じさ。

「ビックリしないかい?」
そんな感じですぜ。

あの『シティーハンター』の主題歌を
歌っていた人から、連絡が来るんだぜ。

勘弁して欲しいですぜ。
心臓が止まっちまうかと思いましたぜ。

小生、レッズさんのメールのやり取りは、
いつも緊張してしまうのだ。

さて、上記の流れもあり…
2月22日(土)、京都のライブを観に行く前に
ココペリカレーで様々な話をさせて貰った。

2月23日(日)、AURAの京都でのライブが
キャンセルになった代わりに、
レッズさんのソロの弾き語りライブを
心斎橋のポップバーでしたのだ。

レッズさんの弾き語りライブは
今回も、サイコーの仕上がりだった。
何より、レッズさんが笑顔だった。

前回は、座っての弾き語りだったが、
今回は、立ちの弾き語りだった。

今回、新アルバムのFANTASIAから、
2曲、弾き語りで披露をしてくれた。

・パープルピープル
・Sorrow

これが最も嬉しかったさ。

ま、歌やライブを言葉にするのは、
野暮ったくなるので、省略させて頂く。
現場でレッズさんの声を聴いて欲しい。

まるで、宝石のような声ですぜ!

さて、レッズさんが曲間にAURAの
オリジナル・メンバーのコレッズさんと、
ベースのマーブルさんの話をしてくれた時に、
ちょっぴり 涙が流れそうになった。

「FANTASIAっていう30周年の新アルバムを
2019年の12/1にリリースしてから、
AURAでまだ一回もライブをしてないんだ。

前代未聞だよね!
なんか、オレらっぽいよね。

それで、今日ここで、
ソロライブしに来てんだけどね。

そうそう、皆んなSNSで知ってると思うけど、

紫の人(コレッズ)がレコーディング中に
ノドあたりが、病気になったんだけど、
もう手術は成功したから、大丈夫だよ。
退院も決まったし。

レコーディングが終わったら、
直ぐに検査して、即入院になったから、
髪の毛は長いし、髪色は紫のまんま入院。

そんな容姿だから、アイツ目立つからって、
深々とフードを被って、
自動販売機の前のベンチに座ってたら、

そしたら、看護婦の方々が、
「あの人、昔 有名なバンドの
ドラムをやっていたらしいわよ。」
とヒソヒソ話をされたらしいのよ。

だから、オレはさ 大声で…
「ここに元有名バンドのドラマーがいまーす!」
ってみんなに知らせてやったのよ。

そうしたら、
「やめとけ!お前!」
って、コレッズが嫌がってさ!

アイツ、ほっとくと
直ぐに無精ヒゲを生やすし、
身だしなみを気をつけて欲しいから、
敢えて、看護士さんに言ってやったのさ。

それからさ、アイツが入院してから、
100人以上の音楽関係者が
お見舞いに来たらしいんだ。

それって凄いらしいんだよ。
アイツもなかなか大したヤツだよね。

もう手術も成功したし、
またAURAでツアーで大阪に来るから、
みんな、その時はよろしくねっ!」

的なコトをサラッと語っていた。

なんか泣けた。

30年以上一緒にいたら、
バンドメンバーも怪我をしたり、
病気もしたりするモノだ。

それら全てを背負って、
レッズさんはギターと歌うのだ。

そりゃあ、泣けますぜ。

そして、また別の曲間で…
「みんな、オレらの新アルバムの
FANTASIAを聴いてくれたかな?

良かった? カッコ良かっただろ?
あのアルバムのレコーディングは
大変だったんだよね。

特にドラムとベースのリズム隊が
超大変だったんだよね。

2019年の夏に、AURAの面々で、
新アルバムの為に合宿したワケ。

そしたら、スーパーギタリストの
藤本泰司(タイジ)の提案で、
「ここは変拍子のキメで行こうぜ!」
ってコトになって、

コレッズも合宿で新曲が難しくて、
「ヒーヒー!」言ってるし。
ベースのマーブルもタイジ君の
楽曲に全然 対応できてなかった。

レコーディングの前くらいまで
マーブルが、タイジ君の作った新曲を
弾けて無かったから…

他のベーシストが弾いたヤツを
一応、ゴーストで録音しておいたんだ。

仮に、マーブルが弾けなかったら、
マーブルじゃないベーシストのベースを
その曲に録音する流れになってんだけど…。

そしたら、マーブルが…
「それをやったら、あとで後悔するから、
練習して弾けるようになる!」

って、レコーディングの時には、
ちゃんと弾けるようになっていたのよ。

マーブルはさ、不動産屋の社長なのよ。
だから、超忙しいんだよ。

そんなプライベートな時間が無い中、
どっかで時間作って、一生懸命、
練習して来たんだろうな。

彼、凄いよね。見直したよ。
だから、今回のFANTASIAの影のMVPは、
マーブルだろうな。

本当に良く頑張ってくれたよね。」

とマーブルさんに対しても、
マーブルさんが居ない時に労っていた。

また泣けた。

『ボーイズラブ』って感じがしたのだ。

男同士だから、目の前にいると、プイッ!
としているのに。
目の前にいない時に、ちょっぴり褒める。

「男って生き物は、
そうでなくちゃいけない」と思うのだ。

謂わば、レッズさんとマーブルさんと
コレッズさんの関係は30年以上、
連れ添い続けている戦友。

共に戦って来た仲間なのだ。
共に酸いも甘いも噛み分けて来た仲間。

サラッと曲間で語る言葉が
ズシッと重くて、ヤケに泣けた。

そして、レッズさんの
宝石のようなキラキラと輝く声。
涙無しで語れないワンマンライブだった。

「天はなぜ、人に試練を与えるのか?」

その答えは誰も分からない。
ただ一つ分かっているコトがある。

それでも抗い、
表現し続けた先に、
『答え』があるのだ。

レッズさんの放つ声は
全てを超越した形而(ケイジ)上的なモノを
ビンビンとキラキラと光り放っていた。

そして、何より笑顔だったのだ。さて…
レッズさんが良く語ってくれる言葉がある。

「岡野君、オレさ、歌が好きなんだ!」

好きを貫く信念(歌)。
真っ直ぐな信念(歌)。

では、最後にFANTASIAのアルバムで、
小生が最も好きな曲の
『Be one』の歌詞を抜粋する。

「光輝いて、
真っ直ぐ音を飛ばした。
一ミリも迷わない夢(歌)があった。

僕ら(AURA)は奇跡を
起こせる気がしていたのさ。
喧嘩した日があっても、1つだった。」

『1ミリも迷わない夢(歌)があった』

レッズさんの声を新アルバムの
FANTASIAで、是非とも聴いて欲しい。

「素晴らしい」
その言葉に尽きる。チェ


2020,03,11, Wednesday
| VOICE | 08:02 AM |

 

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